記録4:「これからの会社員の教科書」
今回は、田端信太郎さんの「これからの会社員の教科書」の読書記録です。
本書から学べるToDo
本書の中でも私が日常生活で実行していきたいと思ったポイントを3つ紹介します!!
1. 上司への質問をクローズド・クエスチョンにする
私も尊敬する上司によく
「有能な部下になりたかったら報告を頻繁にすることと、管理コストを減らすことを意識したほうがいい。」
と言われて「たしかにそうだなあ」と感じていました。これは社畜根性丸出しで「コマとしてうまく動け!!」という意味ではなく「自分のポジションで求められていることを常に考えて行動しろ」ということなんだと思っています。
本書ではそれが田端さん流に言語化されていると感じました。
"管理コストが低い"部下になるためには上司のリソースを節約しつつ最大限に活用することが大事です。「この案件なんですけど、 どうすれば いいと思いますか??」とオープンクエスチョンで質問していては上司のリソースを大きく消費する上に自分で考える能力もついていきません。
質問する際には自分なりの代案を考えて「この案件なんですけど〜といった方針で進めようと思いますがよろしいでしょうか」といったクローズド・クエスチョンで上司のリソースをセーブしつつ、自分の仮説検証も行おうと思います。
2. 仕事を受ける際には「ゴール」「制約条件」「トレードオフについて」を確認する
それぞれについて説明します。
ゴール
「誰が」「どうなれば」その仕事が達成されたと判断できるのかを具体的に確認します。
制約条件
「コスト」エンジニアなら「要求要件」「SLA」など目標を達成してもこれを満たしていないと意味がない…という制約を確認します。
トレードオフについて
本書では「ゴール」と「制約条件」が大々的に述べられていましたが、それに加えて書かれていたこの「トレードオフについて」も個人的にはとても重要だと感じたので並列に並べました。
具体的には「トレードオフの優先順位」を確認するということです。 「AとBのトレードオフだったらAを取りたい!!」といった認識の共有はたしかに大事だなあと思ったからです。特にエンジニアなどは開発中盤に差し掛かって、間違いに気づいてもなかなか戻ることもできないので、しっかりと確認しておくと良いと思いました(体験談です笑)。
3. 「ファクト」と「オピニオン」を区別する
会社で報告などを行う際には、
- ファクト: 実際に起きた事実
- オピニオン: 自分の意見
を区別して行いましょう。
これはビジネス書籍にはよく書いてありそうな内容ですが、田端さんのようなエクストリームサラリーマンの方も特筆するくらいなのでやはりベテランのサラリーマンでもできている人は多くはないということなのでしょう。
感想
本書には他にもサラリーマンとして社会を生き抜いていくためのエッセンスがたっぷりありました。
中にはいわゆる「昭和臭い」サラリーマンの付き合い方(筆者もわかっていてあえて書いている)が書かれていると思えば、革新的で非常にメタな視点からのサラリーマンの生き方(考え方)が書かれておりハッとさせられました。このようにメタな視点から「昭和臭さ」と「革新的な考え」を駆使している人が成功していくのだなあと感じました。
まとめ
- 上司への質問をクローズド・クエスチョンにする
- 上司のリソースを節約しつつ、自分の仮説検証も行え!!
- 仕事を受ける際には「ゴール」「制約条件」「トレードオフについて」を確認する
- あとで困らない最低限の事項は意識して確認せよ!!
- 「ファクト」と「オピニオン」を区別する
- 認識の共有のためにも事実と意見は区別せよ!!
ということでした!!