記録5:「やり抜く人の9つの習慣」
今回は、「やり抜くための9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」の読書記録です。
- 作者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 単行本
本書から学べる ToDo
本書から学べるなかで特に実行したいと思った以下の3つのToDoを紹介します。
- [ ] 1. 目標に具体性を与える
- [ ] 2. 目標達成の行動計画を立てる
- [ ] 3. 目標までの距離を意識する
1. 目標に具体性を与える
目標を具体的に定める際のポイントは2つです。
ひとつめが、「どうなった達成されたか」が判断できる目標にすることです。例えば「できるだけ痩せる」「たくさん本を読む」ではなく、「年内に10kgやせる」「今年は100冊本を読む」のようにします。 こうすることで進捗のモニタリングができ、フィードバックをかけることで目標の形骸化を防ぐことができます。
ふたつめが、メンタルコントラスト を意識することです。メンタルコントラストとは筆者いわく、「達成した自分と今の自分との比較」または「達成までに障害となりうるものはなにか?」という考えだそうです。 メンタルコントラストを意識することで、目標が現実味を帯びて、かつ事前にリスクのケアもできるという一石二鳥です。
これらを意識することで、実行・実現可能な目標を定めることが重要であると述べられていました。
2. 目標達成の行動計画を立てる
そもそも「目標」を立てただけではだめだ。目標を立てるだけなら自己満足だ(流石にこんなことは書いていません私が付け足しました。)。
とまではいきませんが、「目標」と「行動計画」はセットで立てるべきだと述べられていました。本書いわく「いつ」「なにを」するのかまで明確に解像度が高い行動計画を行うべきだということです。
3. 目標までの距離を意識する
筆者いわく、モチベーションは「これまで思考」をやめて、「これから思考」にすることで維持できるそうです。
「これまで思考」とは文字通り「これまでどれぐらい目標をやり遂げたか」という思考で、「これから思考」は「あと目標までどれだけやらなければならないか」という思考です。 「これまで思考」ではどれだけやってきたかを意識するため、「早すぎる達成感」を得てしまい、気が緩むことでモチベーションが低下してしまいます。一方「これから思考」では目標までの距離を強く意識するため、モチベーションが下がりにくいそうです。進捗の捉え方だけでモチベーションを維持できるのならぜひやっておきたいですね!!
まとめ
本書では目標を立て、達成するために必要な習慣を9つ紹介していました。今回取り上げた3つ以外にも目からウロコのポイントが盛りだくさんでした。ページ数も100ページ強なので1時間ちょっとあればさっと読み切ることができます。さすが「やり抜く」ための本だけあって、「なかなか物事をやり抜けないひと」を想定して構成しているなと感じました笑
とてもおすすめなのでぜひ読んでみてください。